新日本プロレスの戦略「試合数を限定してシリーズ参戦」について考えてみる
昨日 (2017.5.16)に行われた、新日本プロレス・戦略発表会の前に、新日本プロレスリングの三澤威メディカルトレーナーから説明のあった・・・
医事委員会では体調面を考えて、試合数を限定してシリーズ参戦を行っていく
について記事を書こうと思う。
まず、選手にとっての体調面管理の徹底に関して言えば、「試合数を限定してシリーズ参戦」はとてもイイ考えだと思うが、選手側の立場で考えれば、それだけチャンスが少なくなるいう捉え方もできる。
つまり、試合数が少なくなる=アピールポイントが少なくなる。
我々、プロレス観戦する側の立場としては、選手の活躍で評価を下さす。それが、来場に繋がり声援となるわけで・・・その機会が少なくなるということは、試合に向けての「ストーリー」が重要となる。
例えば、内藤哲也が約1か月のシリーズを欠場したとする。
その間、試合には出場しないわけだから、露出という面では少なくなるということだ。そうなれば、欠場期間の間、何かしらのストーリーを展開する必要性がある。
勿論、内藤哲也なら復帰後に何かをやってくれると考えてしまうが、これがYOSHI-HASHIならどうだろうか?
きっと、当たり前のように休み、当たり前のように復帰するだろうと考えてしまうのは私だけだろうか?
ただ、YOSHI-HASHIのことが「好き」という感情だけでプロレスを観戦している人にとっては、ストーリーなどどーでもいい話ではあるが、プロオタはそれで満足できないだろうと思う。
後、「試合数を限定してシリーズ参戦」が現実化になっていくと考えれば、今後、どんどん新日本プロレスには選手が増えていく可能性もある。
更に、選手の給料面の低下も考えられる。
これは、妄想に過ぎないが・・・タイトル戦でメインで試合をするとなれば、それだけ待遇がいいと考えるが、その試合が限定されるということは、給料が下がると捉えるのがセオリーだろう。
つまり、選手のモチベーションをどのように保つのか?と言うことになる。
汚い話になるかもしれないが、プロレスラーだって生活がかかっている。待遇面での対応が低下となれば必然的にモチベーションだって下がるだろう。
それを維持するべく対応が・・・メディア出演、タイアップであればいい話だが・・・
後は・・・メインを任せられる選手がもっと必要となる。
今現在、メインイベンターとしてふさわしい選手は、オカダ・カズチカ、内藤哲也、棚橋弘至、ケニー・オメガくらいだと思うが、ここに、高橋ヒロム、鈴木みのる、後藤洋央紀など選手も食い込んできてほしいし、食い込まないといけない。
これから地方興行での会場の箱も大きくしていくという話もあったので。
最後に・・・
試合数を限定する=価値が上がるという考え方もできる。
例えば、内藤哲也が1か月間欠場し、復帰するときは欠場という「反動」を利用し会場に訪れるお客様も多いだろう。
だって、久しぶりに見れるのだから・・・
また、「試合数を限定してシリーズ参戦」となるからチケットが高騰したと考えられる。
つまり、選手の待遇面などの低下を阻止するべく対応と考えるのがセオリーかな。
まぁ、お客様にとって「チケット高騰」はイタイことだが、2試合観戦予定のところ1試合観戦と考えればイイだけなのかも・・・それだけ選手にとっては、1試合、1試合大事になるということであり、お客様も目を光らせるだろう。
まとめると、体調面の管理強化のため試合数を減らすことは、当たり前かもしれない。しかし、選手側からすればチャンスが少なくなるわけだから、それだけ1試合、1試合大事になる。
また、収入面での処置も気になるところだが、その変に関しても「チケット高騰」や物販で賄う考えだと私は考えているが、会場に訪れるお客様が減らなければいいが・・・
まぁ、プロレス観戦プレミアム化に関しては、ある程度、賛成意見の私だが 汗
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