【感想】インターコンチネンタル王座戦「棚橋弘至 vs ザック・セイバーJr」戦を見て|2017.9.16 広島 新日本プロレス
昨日 (2017年9月16日) 行われた広島・広島サンプラザホール大会のメインイベント「棚橋弘至 vs ザック・セイバーJr」の試合の感想を「素直に」書きたいと思います。
「久しぶりの」ビックマッチでのメインイベントに立った棚橋弘至。最後は必殺技のハイフライフローで決め、会場の締めは本当に素晴らしかった・・・
そして、ファンサービスも素晴らしい。
さすがエース!
けど、「久しぶり」だったから良かったと私は思う。
これが、棚橋弘至ばかりがメインに立ち、インターコンチネンタル「絶対王者」になるのであれば、話は別。
試合終了後、飯伏幸太への挑戦を口にしたが、おそらく11月5日の大阪大会のメインイベントで闘うことになるだろう。
ただ、ここで棚橋弘至が飯伏幸太に勝つとなると、ちょっと、新日本プロレスのファンとしては、「やり過ぎ感」がどーしても否めない。
まず、今回の広島大会を見る限り、明らかにスピードはないし、劣化が目立つ。
原因は、映画の撮影?だと信じたいが、私としては最低限「G1クライマックス27」両国国技館大会の内藤哲也戦くらいのコンディションまでは作り上げてほしかった・・・
でも、それでもギリギリ見れる程度なんですが・・・
2020年上場を目指し、2020年に東京ドーム大会を満員にするという会社的に大きな目標がある限り、あの棚橋弘至の動きで新規ファンが定着するとは思えない。
ファンサービスも大事、最後の締めのマイクも大事・・・それは分かるが、お客様がチケットを買って観戦することを考えれば、プロレスで魅せるのは当たり前。
棚橋弘至の引き際は、11月5日の大阪大会の飯伏幸太戦?それとも、2018年1月の東京ドームセミファイナル?
ギリギリ、NEVER無差別級王座だと「素直に」思うのだが・・・
ちょっと、今回の広島大会で棚橋弘至の劣化が更に明るみに出たのでは?
最後に。
怪我のためケニー・オメガがシリーズを欠場しているが、もし、欠場していなかったら、おそらくここまで棚橋弘至に目を向けることはなかっただろう。
つまり、ケニー・オメガが参戦していれば、棚橋弘至の試合をそこまで注目することはなかったということ。
棚橋弘至は人気もあるし、メディアの仕事もしっかりこなしている。けど、今の新日本プロレスはどんどんレベルが上がってきているため、ごまかしが利かなくなっているのも事実なのである。
広島大会の第1試合目に後藤洋央紀が出ていることを考えれば、それだけレベルが高いことが分かるだろう。
正直、今年までで棚橋弘至からはトップから降りてもらい、他の選手を上げてほしい。
それが、今後の新日本プロレスのためであり棚橋弘至のためでもあると思う。大きなケガをする前に・・・
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