棚橋弘至「ヒーローは遅れて登場するんだよ。」内藤哲也ファンは「辞めちまえ!」|新日本プロレス
2017.6.3 東京・国立代々木競技場・第二体育館で行われた「ベスト・オブ・スーパージュニア24 優勝決定戦」の内藤哲也の試合終了後のマイク中に棚橋弘至が登場した。
その時、しゃべったことは・・・
なんと棚橋が内藤の前に登場!「このベルトは俺が救います!」
試合後、内藤はマイクを握り、「ブエノスノチェ~ス、代々木~! 新日本プロレスを、いや、われわれL・I・Jを応援してくださる代々木のお客様。このあと、大阪城ホール……」としゃべっていると、棚橋が入場ゲートに登場。場内からは「棚橋」コールが起こる。
棚橋はマイクを持ってエプロンに立つ。すかさず内藤が「これはこれは負傷欠場中の棚橋選手。俺が何度呼びかけても会場に来なかったクセに、今日はどうなされたんですか?」と問いかけると、棚橋はリングイン。
それを見て内藤は「もしかして、大阪城ホール、欠場の挨拶でもしに来たんですか? せっかく会場に来たなら、われわれL・I・Jを応援してくださる、代々木のお客様に、何か挨拶してみろよ、カプロン」と挑発。
すると、棚橋は「待て待て待て。ヒーローは遅れて登場するんだよ。内藤クン、今日もご機嫌ですね。お山の大将、いや、猿山の大将。(場外のヒロムとEVILを指し)キミとキミは猿感あるよ(場内笑)。
内藤クンがさ、アセんなよっていうから、しっかり治療ができました。たまにはいいこと言うよね。はあ……。
(場内を見渡し)いいねえ、この感じ。さ、いよいよ大阪城ホール。内藤クン。(ここで野次が飛ぶと)なんて? ハッキリ言え、コノヤロー。ナメんなよ。俺はな、怒ってんだよ。
じゃあ、そろそろ、決着……。(野次に対して)どうやら、俺のことが嫌いらしいな。まあ、見とけよ、大阪城ホール(場内拍手)。はあ、ひさしぶりにスッキリした!」とアピール。
ここで内藤はベルトを手に棚橋の前に立つ。すると、場内は「内藤」コールと、「棚橋」コールが交錯する。内藤はベルトを放り投げて、リングを降りて花道を下がる。
そのベルトを手にした棚橋は、「このベルトは俺が救います」と力強く宣言し、花道を下がった。
引用記事:新日本プロレス公式
また、バックステージではこのように話している。
棚橋「ケガはよくなってます。『あっせんなよ』って言われたんで、しっかり治しました。去年左(腕の筋肉)が切れて、今年右(腕の筋肉)が切れて、ちょうどバランスが取れてます。(※報道陣に)渾身の自虐ギャグなんで、笑ってください(笑)。制御不能って言われてますけどね、とっくに制御可能なんすよ、俺の方がね。内藤的なところから言うと、何でも言うことが通るんでしょ? 俺の方が、真の制御不能なんすよ。まぁ、こういう闘い方は好きじゃないね。闘う前に気分がよくない。こういうのはこれで最後にする。覚悟を決めて、大阪城に行きます」
――内藤選手は、インターコンチのベルトを雑に扱ったり、「大阪城で防衛したら封印する」と言ってます。棚橋選手にとって、インターコンチのベルトっていうのは、内藤選手の行為を受けて、どう映ってますか?
棚橋「インターコンチのベルトを、ボクも巻いたことがありますけど、その時、何もできなくて。だからインターコンチのベルトを持って、どうしていくとか、これから何を見せていくっていうのは、獲ってからじゃないと言えないですね。ただ、ベルトに対して、やりがいだったりとか、楽しみだったりとかっていうのはあります」
――久々の登場で、客席の空気は二分されていたと思いますが、空気の変化は感じましたか?
棚橋「感じましたね。完全に二分してたなっていうか、6:4で向こうが多かったぐらいで。そういう時って、何かすげぇ燃えるんすよ。何か2007年のチャンピオン・カーニバルのイメージというか。チャラけてチャラけて、そんなイメージでいいんじゃないかと思っちゃいましたね。だから、棚橋に求められるヒーロー像ってもちろんあるんですけど、そういうものじゃないとこで勝負したいなと思いましたね。(※カメラに向かって3回手を叩いて)うしっ、大丈夫、仕上がってますから」
引用記事:新日本プロレス公式
注目してほしい文言はお客様からの「野次」。
- 辞めちまえ!
- 帰れ!
- 何しに来たんだよ!
・・・これに、反応した?してしまった!?棚橋弘至の存在。
普通ならお客様の野次なんて気にしないでマイクを進めるのだが・・・まぁ、状況が状況だけに野次に対して反応したことに棚橋弘至の「アドリブ」が感じられる。素晴らしい!
ただ、今回の野次は、私的には少なかったようにも感じるのだが・・・まぁ、強いて言うならば、中途半端な野次とでも言いましょうか。
さぁ、これで、棚橋弘至の「ヒールフラグ」が立った!
マイクでは、「矛盾」だらけの言葉の数々を並べたが、それが演出であるならば、棚橋弘至と内藤哲也は恐るべし!となるのだが・・・結果はどうなることやら・・・
矛盾とは・・・
◆ヒーローは遅れて登場するんだよ。
↑ 地方のお客様のことを考えていない発言。
◆俺はな、怒ってんだよ。
↑ ファンのほうが1番怒っているのである。
◆はあ、ひさしぶりにスッキリした!
↑ ひさしぶり!・・・来るのが遅い!
まぁ、内藤哲也の手のひらでコロコロ転がされている私としては、棚橋弘至のマイクは矛盾が多く聞こえたがあなたはどうでしたか?
これが、メインを食うぐらいの演出であるならば、大阪城ホールで棚橋弘至も応援してしまう私も存在するのだが www
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